2008.04.21

比翼とは何か??

既婚者の第一礼装である黒留袖、色留袖は
「比翼」ちゅーのがついてます。

■比翼とは何か〜?
表着の衿・袖口・振り・衽の部分に下に、
白羽二重のきものを重ねて着ているように見せている部分のことです。

はい、こちら例
黒留袖3

黒着物の下に、白い着物を重ねて着ている様に見えます。
この白いのんが、比翼。

これ、実際には白い着物は着ていません。
ただ、黒い着物にくっついるだけで、現代で言うところの重ね着風ってやつです。
この比翼をつけてお仕立てしたものを「比翼仕立て」と言います。


■なぜに重ね着風に?
十二単を想像頂くと、昔着物は着物を重ねて重ねて
重ねまくってました。
それが、そないよーさん
着てられへんわぁー!!(って言ったかは知りませんが)
となり、時代が変わるにつれて簡略化していった、という訳です。

■「比翼」という呼称の由来
辞書で調べると比翼とは
「2羽の鳥が互いにその翼をならべること」の意味だそうです。
また、比翼は伝説上の鳥で、この鳥は雌雄が一翼一目でつねに一体となって
飛ぶということからかさねた着物が対になって離れないという事を表現した
らしいです。

ちなみに、英語では「Fly Front」って言うのですって。
比翼を思わせる言い回しです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私はこういう着物が簡略化されてきた、という事実が親近感というか、
着物を身近に感じれて好きです。
今の着物の形でさえ、例えば名古屋帯なんて大正時代に今の形に
なったんです。
筒袖半襦袢なんて、きっと昭和やんね??

着物は日本の伝統的な衣装であり、ほとんどの人は敷居高く
感じていると思います。

けれど、昔の人がずぼらして、(まぁ、ずぼらした訳ではなく、時勢とか
国からのぜいたく品への圧力とかもあったと思うけれど)
着易い様に着る物を簡略化して生活に沿わせていった。
という所に、伝統的な格式ばった衣装というより、
私は「生活」であり「柔軟な文化」「柔軟な変化」を感じるんですよ〜。

そこに、敷居の高さは感じません。
だって、「着物=あくまで着る物」。
衣・食・住の内の文化やと思うから。
なので、着物は基本的な形はこれ以上変わらないと思うけれど、
これからも生きた文化として少しづつ変化する部分は
あるんちゃうかなって思います!!



2007.09.03

着物のルーツって???(ミニクイズあり)

さて、どっちゃでもエエお着物知識第1弾は
「着物の起源(ルーツ)」について。

着物って、昔からの日本の伝統的民族衣装な訳ですが、
元から日本だけで派生したものでは非ず。

ではどこから来たものなのか???

それは、まぁここで分かる人もいるでしょうけど、
「中国」です。

3世紀中頃に、中国の揚子江南部にあった、
胸元で襟合わせをする衣服(垂領式:たりくびしき)が
日本に伝わり、着物の起源となったそうな。
じゃぁ、その垂領式の衣服はどこを起源とするのか???
ま、そこは追求するまい。。。

さて、ここで2つ問題です!!
この時代、中国揚子江南部は何という国名で
呼ばれていたでしょう〜?
この時代「中国」とは呼ばないものね。統一されていなかったし。

答えは続きをクリックです。続きを読む